「独立をして、何が一番変わりましたか?」
展示会場に遊びに来てくれた、いつも撮影をさせてもらっているママが投げかけてくれた一言。
その時の私は、とっさにその問いかけに対しての答えが出てきませんでした。
すぐに出てきた言葉は、「人付き合いがシンプルになった」という事でした。
好きだから付き合うとか、嫌いだから付き合わないとか、そういう意味では決してなく。
それは単純に、退社をしたのだから人付き合いは変わるものだと思う。
だけど、物理的な、そんな外的な問題ではなく、だけど素直に「変わった」と思った私。
どうして、あんなことを感じたのだろう?そう考えていた私は、最近撮影をさせていただいたある家族の姿と共に過ごした時間を思い返し、そうか、そういう事かという結論に行きつきました。
出会いは、3年前か4年前の全職場のスタジオで出会ったご家族様。
当時の私は、出来るだけ、時間があるときは必ずお渡しするフォトデータを入れるケースに家族に向けて手紙を書いて納品をしていました。
手書きで、素直な気持ちをそのまま伝えるという事。
どんな言葉でもいい。私は、この手書きという手紙の文化が今も好きです。
その手紙を読んで、パパとママは再び私の存在を思い出してくれて退職した私を探し続けてくれ、今回こうして再会を果たすことが出来ました。
そのお話を撮影後に、どうしてitsumoの予約をしてくれたのか?という私の問いかけに対して、当時のデータをスライドショーで流しながらお話をしてくれたのを聞いて、ああ、そうかと私は思ったのでした。
素直な、自分の言葉であれば伝わるのだと。
素直な、自分の気持ちを伝えようとする行為はこうした未来を創るのだと。
(この妹ちゃんの豪快な赤ちゃんせんべいの食べ方が最高だと感じた1枚(笑))
元気よく、挨拶をしてくれた彼らの笑顔に。
出会って数分でも、こんなにも素直な感情を表現し続けてくれた彼らの笑顔に。
どう見られているか、とか。
もっと、こういう自分でなければならない、とか。
考えていた今までの自分に少し、「まあまあ」と声をかけたくなりました(笑)
なぜか、自宅に帰った瞬間に服を脱ぎだしたお兄ちゃんをジャニーズ撮影風に・・・
「人付き合いがシンプルになった」という不意に口に出た自身の一言。
多分、それは私が相手に対して自分を「こう見せなくちゃ」と考えることを最近諦めたから。
自分が心地いい。楽しい。と素直に感じることが出来る時間や空間。
まずは、自分が本当に楽しいと思えるような時間を過ごせなければ、いくら多くのイベントやフォトレッスンをしていたとしても、相手には何も伝えることは出来ないのかもと気づき始めたからかもしれません。
本当に、まずは私が感動をすることが出来る瞬間を知らなければ、表現することも出来ない。
あなたがいてくれて、本当に嬉しい。あなたと会えて、本当に嬉しい。
だから、ありがとう。そんな風に感じることが出来る時間と出会いが増えたから出てきた言葉だったのかなと、想いました。
お兄ちゃんの頭をひたすら撫でたり叩いたりしていた妹ちゃん(萌)
これからも、写真を通じて。
そして、言葉と空間と一緒に過ごす時間を通じて。
自分の気持ちを素直に伝え続けられるような生き方を選択したいな。
そう思わせてくれた、ママからの問いかけと、やっぱり今現在感じている今までの出会いすべてに感謝感謝な日々です。
お知らせ
2017年6月の予約受付開始しました~
5月の撮影は日曜日は全て埋まっておりますが、土曜日&平日まだまだOKです!
是非、爽やかな新緑を背景に撮影しましょう
国分寺 Roof cafeでの展示18日までです★
18日の最終日は12:00からカフェにいますので、良かったら遊びにいらしてください
ご予約は・・・
photoletteritsumo@gmail.com
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