「届かなくてもいい手紙なんて、ないんだよ。」
実は、最近。
とても、大切な存在がお空に帰ってしまいました。
彼の事を、家族みんなで本当に愛して、可愛がって。
彼の存在に家族みんなが救われて、支えられて。
愛したという記憶。今でも、愛しているという気持ち。
生きている間に、沢山のありがとうと可愛いねと、大好きだよという事を伝えてきた私たち。
ですが、やっぱり家族みんなの中に今もぽっかり、不思議な穴が空いています。
この世界に、もういないんだなと思うと、やっぱり寂しくて不思議な気持ちです。
日常の風景の中にあまりにも、自然に存在していた彼。
ああ、もういないんだなって思うだけでやっぱり今も涙があふれてくる。
そんなタイミングで観てしまった映画。
京都アニメーション作品
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
手紙をテーマにした作品だったこと、私が好きなアニメーション会社の作品だったこともあり、以前から好きなこの作品。
このタイミングで、どうしても観たくなり、レイトショーで観に行きました。
結果、目が2倍に腫れました(笑)わかっていたけどwww
戦い方しか知らない兵器として育てられた少女が戦争が終わり、人々の想いを手紙に書き起こすお仕事をするようになり、様々な「愛してる」を知って感じていくことで成長をしていく物語なのですが。。。
(この透け感と、なによりも京都アニメーションのキャラクターの瞳の表現力が半端ない。で、綺麗すぎて泣く)
この作品を見て、改めて、私はそう。
ヴァイオレット達のようなお仕事がしたいなと感じたのでした。
想いを伝えたい人がいて。だけど、自分ではなかなかその想いを形にできなくて。
そんな人に対して、彼女はただ。
「手紙を、書きませんか?」と提案して、その人の言葉で手紙を代理で執筆する。
手紙を受け取った人は「幸せ」を感じる。「幸せ」を知る。
自分の中の新しい自分に出会えたり、相手を初めて知ったり感じたりする。
今こうして、会えなくなった大切な存在。
だけど、写真嫌いな彼をかろうじて無理やり撮影した写真の存在が少しだけ今の私の気持ちを優しく包んでくれている気がしています。(まあ、見事になんだか不機嫌そうな表情しかないのですがwww)
彼を愛しているという記憶は、私たちの中で生き続ける。
彼を想い続けることで、彼と過ごした日々は消えない。
今まではこの写真を見た今は小さな彼らに対するラブレターのような写真を残したい、未来へ送りたいと思っていた私。
ですが、こうして「残しておきたい」という気持ちを代弁し、「せっかくだからお写真で残しませんか?」と提案して、第三者のフィルターを通して残す事で、「ああ、私はあなたを愛しているのだ」という感情を再確認する事もあるし、提案することが出来るんだと感じました。
そんな手紙のような1枚を、これからも残したいと思いました。
そんな手紙のような1枚を、これからも、残すことを第三者である私からヴァイオレットのように提案し続けられる自分でありたいと思いました。
ありがとう、レオさん。
私は、あなたをこれからも愛し続ける。
愛した記憶は、私たちをさらに強くしてくれることを知ることが出来たから。
どうか、待っていてね。
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