婚礼前撮り撮影の際に思う事
平日、時々私は主に横浜の大さん橋や三渓園などで婚礼の前撮り撮影もしています。
撮影をする前に、ご要望としてカウンセリングをする際にお話されることの中で多いことがあります。
それは・・・
「撮影し慣れていないので、上手に笑えるか不安」
「・・・なので、笑わせて欲しいですwww」という内容になるのですが、残念ながら私は芸人ではないので出来ても、自分に出来るぎりぎりのネタしか披露できません(笑)
ですが人はどうしたら笑顔になるのかという事を考えることはいつも気にかけています。
とても、単純な話ですが、人は「楽しい」「嬉しい」と自然と笑顔になります。(by 織田さんセミナー)
とても、単純な話ですが、人はまず、この場所は自分にとって安心できる場所、緊張しなくても大丈夫な環境だと思える場所や環境から、だんだん「楽しい」「嬉しい」が生まれてくるんじゃないかなといつも思っています。
なので、そういう撮影空間を作る事に徹底します。
なので、そういう撮影空間を自分がまず作れていないのに。
自分が笑えていないのに、「お二人、笑ってください」という無茶な指示は私は出せないなと思います
前撮り撮影でお二人に「もう、写真撮影は懲り懲りだ・・・」という感想を持たせるような時間は作りたくありません。
だって、本番の撮影もあるのだから。
どの撮影においても、「もう少し撮影してもよかったな~♪」「楽しかった」という余韻を残せるように心がけています
上手く笑えるか不安・・・笑顔が苦手・・・とお話してくれていた新郎様。
正直、写真撮影苦手みたいですという情報も打ち合わせ担当者さんからも聞いていました。
ですが、帰りのタクシーの中で笑いながらお話してくれました。
「・・・正直、撮影直前まで本当に撮影に乗り気じゃなかったんです。でも・・・うん、楽しくてよかったです。」
そんな感想と、「挙式当日も楽しみになってきた」というお話を聞くたびに、仕事のやりがいを私はひそかに感じているのです
撮影をした場所が、新たなる二人にとっての思い出の場所になる事。
撮影をした写真が、当時の気持ちを思い出せて思わず喧嘩中の二人が笑っちゃうような。
撮影した写真が、何十年後の結婚記念日にお酒を片手に一緒に2人で眺めてもらえたら嬉しいなと。
いつも、思いながらどの撮影も意識して取り組んでいます。
何のために、相手に質問を投げかけるのか。
何のために、コミュニケーションを大切にしているのか。
私の中の答えは明確なんです。
私はそんな時間の中で一番、自分自身という人間を感じることが出来るような気がしています。
私が人とを撮影する理由とは何か?
そんな問いかけに対する一つの今の時点での答えを再確認させていただいた婚礼前撮り撮影でした。
Photoletter itsumo ホームページ
ご予約・お問い合わせ
http://photoletteritsumo.jp/contact.html
最近撮影させていただきましたお写真や撮影風景満載のInstagram
https://www.instagram.com/photo_letter_itsumo/
—–