写真が嫌い?なお年頃について語る記事です。
人物撮影歴は約16年。
お子様を含む家族写真撮影歴は11年目を迎える私。
一番最初の撮影が0歳~1歳記念日だった場合、今年は10歳~14歳前後になるお子様の撮影が増えています。(本日は写真嫌いな2~5歳対象ではなく小学生以上のお子様についての記事です)
これ、すごいことだなって本当に想います。
成長を追いかけさせていただける喜び、仕事の醍醐味。
そんな私が去年頃から多く頂く、ママからの不安の声。
「最近、本当に写真嫌いっていうか・・・。
恥ずかしいみたいで、写真撮影させてくれないんです」
撮影撮影=人からどう見られているのか?という事に対して少しずつ敏感になる時期。普段一緒に過ごしているからこそ、なかなか難しいかもしれませんね。普段一緒にいる人の前で、普段と違う自分を見せるって、少し恥ずかしい気も分かる。
撮影をしている側としては、「ええ~💦困るよ~!」という素直な気持ち5%。(あまり困ってはいないww)
だけど、自身の小学校高学年~高校卒業時までの記憶を辿ると共感度80%(笑)
写真、なんか、嫌だなって時期・・・ありましたよね・・・(私だけ?)
だから、分かるよ、何となく、気持ちは・・・分かる!
写真が嫌いになる理由で考えられる点は
① 「笑って」っていう言葉が難しい=これでも自分、笑っているつもりなんだけど現象
② なんか、上手く言えないけど「恥ずかしい」の一言。=早く撮影終わってほしい気持ち
③ 写真に写る自分を直視できない=現実に向き合いたくない(あれ?自分もう少しイケてると思ってたのに現象)
④ 大人の期待に応えたくない=理由は分からないけどなんか嫌
だという事は分かってはいる。分かっているけども・・・!!!
※あくまで私の見解です。。。↑
「去年まではもっと、ニコニコしてくれていたじゃーーーーーん!!!(泣)」というママの気持ちに一番共感します。この気持ちに100%共感(笑)
けど、去年は去年。今は今。
今を全力で生きている彼らにとって、そんな大人の叫びは理解不能、だという事も想像できます。。。(チーーん)
この1年でそんなに変わる!!?という成長に対する喜びと、戸惑い。
そんな恥ずかしがり屋、「写真早く終わらせてくれ」とつぶやいてしまうお年頃撮影。
「写真撮影したくない。」と言われて、「OK!分かった!じゃあ、今日は撮影しない♪」と帰れる私でもないので、正直、すごく葛藤もあります。
時々、心折れそうになる瞬間も、めちゃくちゃあります。(こういうときは心の中に鬼滅の刃の炭治郎を宿します(笑))
嫌がっている事を無理やりしたくないし。
だけど、写真撮影を任せてもらっているという私の使命(責務)もあるわけで。
出来るだけ、パパやママの期待にも応えたい。
笑顔でい続けなくてもいい。瞬間を生み出す。それが仕事。
では、どんな風に撮影をしているのか・・・?
① カメラを置く(撮影一瞬放棄)
② 本人に注目することを辞める→パパやママとお話楽しむ
③ 少しずつ、会話に参加してもらえるように話題を振る
④ 撮影したい内容や流れ、撮影枚数、撮影終了時間などを大体話す
⑤ 撮影時間は短め&ポージングが必要な際は分かりやすく、シンプルに話す
⑥ 10歳以上の撮影に関しては妄想話をしながら撮影する
(例)もし、今、急に10万円手に入ったら何買う?など(笑)
ポイントは④の「明確さ」。
遊びながらの撮影、というよりは、協力してもらう、という撮影を心がけています。
後は、あまり褒め過ぎず、自然に撮影を心がけています。
「かっこいい!」「最高!」「イケメン!!」というワードは少し抑えめにして。
「あ、それいいじゃん。そのままでいいよ!」という言葉を多く使います(お世辞はなし、常に本気で恋心を抱いています★)
そんなに頑張らなくてもいいんだなって。
笑わなくても撮影してくれるんだなって。
そのままでOK、という雰囲気を大切に撮影をさせていただいております。
あとは、私もやはり、一人の人間なので、嫌な事を言われたら、正直に(出来るだけ)笑いながら言います。
「それ言われたら、すごく嫌だよ、困るよ。」って。
「そんな事言うんだったら、何かいいアイデア一緒に考えてよ!頼むよ。」と(笑)
もしかしたら、「今年は全然、笑顔の写真撮影させてくれなかったな~・・・」と落ち込んだ経験もあるパパママもいるかもしれません。
私も、「もう少し違う寄り添い方あったかな?」って、大人の階段を上りかけている彼らに対して自分は切実な一人の人間として存在できていたのだろうかと考えることもあります。
だけど、後で数年後に、一緒に見返したときに、思わずお互いに笑いあっちゃうような。
「この年の撮影は大変だったんだから~」と話をしたときに、照れ笑いしている少しだけまた大人に成長した君に会えることを楽しみに。
私は、「今を残したい」っていう、パパやママの想いに全力で応えたいって思うのです。
今年は写真嫌いになぜかなっているし・・・。
撮影させてくれないかな~・・・撮影今年は難しいかな・・・?とお悩みのママへ。
それはそれで、いいと思う!(もちろん、努力します、全力で!)
笑いたくないなら、笑わなくてもいいように、格好よく!!!モデルの様に!撮影をさせていただきます。
「ああ、このままでいいんだな」って、自身の感情をうまく表現できない彼らにとって、写真撮影をするその時間や空間が、少しでも「悪くないな」と安心感を持ってもらえるような時間と空間に出来るように心がけているので、安心してご依頼ください。
※ブログに掲載している写真と文章は関係ないです。10歳前後のお子様の掲載可能なお写真を紹介させていただきました。&