結論からお話をしますと、今年の秋からitsumoから、アルバム3種類とフレーム2種類 計5種類商品の販売を始めますという
予告編のような記事です。少し長いのですが、良かったらお付き合いください。
Photoletter itsumoを始めてもうすぐで2年。
ずーっと、ずーーーーっと。
どうしようかなと考えていたことがありました。
それは、商品を作るか作らないで潔くシンプルに写真データだけで勝負するかという事でした。
作るか、作らないか・・・というよりは、作れるか、作れないかという危機感のほうが強くありました。
現在、私は本当に色々な方々のご協力を頂きながらお仕事をさせていただいておりますが、
itsumoの仕事内容をする際は、一人です。
なので、一人で今までの業務に加えて、商品を作る!という時間を作れるのか?という問題を常に抱えていました。
一時期は、辞めよう。そう決めました。
理由は、そう、大変になりそうだからというシンプルな理由です。
ですが、itsumoを立ち上げたときから、やっぱり考えていました。
「カタチ」に残して、一緒に何年後に家族の方とお酒を片手に写真を眺められたら幸せだろうなと。
その「カタチ」にする方法も、こちらからやはり案内したいなと。
決め手となった問いかけは、「撮影した写真をどう私は提供したいのか」に対しての答えでした。
撮影をしてお渡しをするお写真をどう扱ってもらうか、どう楽しんでもらうかは、正直お客様次第です。
どんな楽しみ方も無限にあると思います。
それも、「データがあるから」成り立つ楽しみ方の無限化だと思います。
ですが、そんな無限にある「撮影した写真の存在の在り方」に対して「ターナーさんだったらどう楽しみますか?」という問いかけをもし自分がされたときに素直にこう考えました。
私だったら、データのままにはまずしない。
スマホにデータを入れていつでも見れる状態にするのもありだけど、私ならその写真を一緒に撮影をしたメンバーとワイワイ一緒に眺めながら話がしたい。
一緒に美味しいおやつとか、ご飯とか、お酒とか飲みながら。
一緒に写真を覗き込みながら、あの時はあーだったとか、こーだったとか、本当はこう感じていたとか。
そんな当時の話をワイワイ話をしながら眺めたい。
例えばこんな風に。
これって、すごくすごく、価値観の違いがあるからあまり公言したくはないのですが、私の場合はやっぱり何かしらの「カタチ」に残しておく、物として残しておくという事を自分だったら選びます。
たとえあるなら、実家に置きっぱなしにされている分厚い、持ち歩くには全く適していないあの重量感あるアルバム。
あのアルバムを今の時代ならいくらでもデータ化して、自分のスマホに入れることも出来るのだけど。それも素敵だけど、そうでもない。
あのアルバムは家族が集まる場所にあってほしい、そう思っているアルバム。
わざわざ、実家に帰らないと見れないアルバム。
だけど、だからこそみんなで時々ワイワイ勝手な話をしながら開くアルバムでもある。
例えばこんなアルバム。
パパとママが10年前に挙げた結婚式のアルバム。
今では少し珍しい、完全手張り作業で作られたアルバム。
この日、私の想いを聞いたママが棚から出して見せてくれました。
若かりし頃のパパとママの和装写真を見て、なぜか爆笑する(笑)
そう、この日、ママは初めて子供達3人にアルバムを見せました。
「ママ、キレイでしょ?♪」とママ。
「今とあまり変わらないけど、パパは違う!」という反応や、
「ママ、自分の事自分でキレイって言わない方がいいよ(笑)」という反応まで。
その時々の、素直な8歳の女の子の会話。
多分、また5年後、10年後に見返したら、違う質問が飛び出すのだろうなと思いました。
上手くまとめられませんが、写真には「人と人を時を超えて、繋ぎなおしてくれる、そんな役割」があるのかなと思います。
凄く単純な私は、思いました。
「大切にされるたからもののような商品」を作りたい。と。
「人が集まる場所の真ん中に置かれてみんなでワイワイ覗き込まれるようなアルバムが作りたい」と。
私なら、今どきそんなアナログ派?と言われたとしても、皆に触られて、少しボロボロになって、一緒に年齢を重ねていく。そんな1冊。
沢山量産されるものではなく、シェアされるものでもなく、一つの家族のリビングの本棚にいつもひっそりと存在している世界でたった1冊しかないと思えるような商品を作りたい。そう考えました。少し古いかな。昭和の女の考えかな。いや、いいんだ。それで。
そんなこんなで、商品のイメージ写真を撮影させてもらったのでした。
箱付きタイプのアルバム。
空けた瞬間の歓声が嬉しい瞬間でした。
近日公開予定です!
あなたの写真の楽しみ方を是非、教えてくださいね
お問い合わせは→ photoletteritsumo@gmail.com
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