「ありがとう」を伝える宿。
「ありがとう」を残す写真館。
清里高原 フォトスタジオ&ペンション
A.Letter
撮影担当兼支配人のターナーこと諏訪友理です。
★忘年会 or 新年会にお勧め!期間限定価格にて一棟貸切プランご予約受付中です★
只今、わたくしターナーは関東エリアにて出張撮影中
A.Letterでの撮影予約は12月13日~再開予定です★
※ 宿泊利用は現在も受付中です
——————————————————————-ご家族様の写真撮影を生業として活動を始めてからスタジオ時代から合わせて今年で13年目。
13回目の秋の七五三シーズン。
1歳の赤ちゃん撮影で出会った女の子の2回目の七五三記念撮影をさせていただいたり。
あの頃はお兄ちゃんやお姉ちゃんの後をヨチヨチ歩きでついてきていた彼の5歳の七五三撮影をさせていただけたり。
七五三って、やっぱりいいなあって感じる一方で、すごく時々自分でも口にしながら違和感を感じることがあります。
七五三を頑張る、ということ。
成長のお祝い。大きく成長してくれてありがとうの気持ちを伝える文化。今日を無事に迎えられたことを感謝する記念日。
なのに、いつからだろう。
しっかりさせなくちゃって。
着物を脱がせないように頑張らなくちゃって。
頑張って草履履いてみようねって。
着替えてくれなかったらどうしようって。
笑顔の写真が1枚も撮影出来なかったらどうしようって。
そもそも、七五三って、頑張ることだっけ・・・?
だってね、今日まで家族みんな、頑張ってきてるんだよ?
頑張ってるから、今日を迎えられたんだよって。
風邪ひかないように体調管理にだって超超超いつも以上に気を付けて。
それでも、急な発熱に涙したりして。スケジュール見直して、レンタルや予約を再度取り直したりしてさ・・・。(想像で泣けます)
本番前に、機嫌を損ねないようにいつも以上に神経を研ぎ澄ませまくって。それでも、突然ピタゴラスイッチ的なスイッチ発動して(スイッチ発動した際に私は脳内でピタゴラスイッチのBGMが流れます(笑))
脱ぎたい、履きたくない、いらない、帰りたいって泣いちゃうことだってあります。
SNSで流れてくるお友達ファミリーの七五三写真や、知らないモデルちゃんみたいな七五三写真を眺めながら。
うちの子も、うまく撮影できるのかなって。余計な心配をさせているように感じる。
確かに、普段パパやママが撮影出来ない写真を私たちフォトグラファーは撮影しようと頑張ります。
笑顔沢山の写真の裏側。
写真は瞬間瞬間の切り取りなので、ずっと笑っているわけではないし笑わせているわけではありません。
私が好きな七五三写真は実は、こういう写真。
日常の続きのような瞬間。あくまで日常の一コマである少しだけいつもと違うことをするだけの記念日。
どうして他の子みたいに可愛い笑顔で撮影出来ないんだろうって。
どうして他の子みたいにじっとできないんだろうって。
パパやママをドキドキさせて。
頑張らなきゃ、頑張ってもらわないとって。
思わせてしまっているのは、私たちフォトグラファーなのかもなあって、ふと感じることがあります。
頑張らなくていいんだよ。
だって、頑張ってきて迎えた今この瞬間なんだもん。
着物最後まで着れて頑張ったねって、何も考えずに口に私はしていたのですが、変だなって(笑)
着物頑張れって、何だ、自分(笑)着物を着ていることがまるで、子供たちにとってあまり良くないことのように話をしてしまっていた自分に違和感爆発wwww
七五三は頑張らせることじゃない。
今日は、楽しもうねって。
今日は、今日まで頑張ってきた自分を自分でほめてあげたい気持ちですってパパやママが思ってもらえるような七五三にしたい。
そんな、今日まで一緒に歩いてきた「いつもの姿」を美しく撮影すること。見返したときに、この日を無事に迎えられてよかったって。
次の記念日まで、またみんなで今までみたいに力を合わせていこうって、ふと、独りを感じちゃうパパやママのことを応援しちゃえるような
瞬間を残したい。真実を残したい。
七五三、おめでとうございます(^^)
この日を迎えることができたことを、純粋に、よかったって、思えるような記念日をお手伝いさせてください。
SNSで見た、憧れの可愛いモデルさんのような七五三写真を再現するのではなく。
今日まで一緒に頑張ってきた、あなたのことが大好きなお子様の七五三の日を撮影させていただきます。
どうしても、宣伝的な役割が大きい写真を使っているので。
もっと、いい意味で、たくさんの「らしさ」という唯一の瞬間をちゃんと私も撮影できるようになりたいなって思います。
何が言いたいかというと。(いつもまとまらない・・・ww)
頑張らないといけない瞬間が来たら、ちゃんと私からお願いするので(笑)
頑張らないで大丈夫。だって、もう、十分頑張ってきたんだから(^^)(でも、たまには。あるかもしれない、頑張り時(あれ?(笑))
楽しみましょう!何が「いい写真」なのかは、みんな違うけど。
七五三というお祝いを楽しむことが、一番です。
写真屋の私がいうのもあれですが(笑)
写真は、おまけです。
いい瞬間から、いい写真が生まれるのですから。