itsumo story 19
公園での野外撮影。
走り回ったり、ボールを追いかけたり、滑り台して遊んだりしながらの撮影を想像しますよね。
大きくて広い自然の中で、まるで風のように草原を駆け抜ける彼らの自然な姿を見るたびに、気持ちがいいな~って、これぞ醍醐味だなあと、感じながら撮影をしています
野外撮影を始めたばかりの頃。
私は自然とこんなことを考えていました。
「野外撮影は、歩き回れるようになれた年齢のお子様連れでないと撮影はしにくいだろうな」と。
なので、始めたばかりの時は、「1歳未満のお子様の撮影は野外ではなく、スタジオのほうがおすすめですよ」と話をし、赤ちゃんの撮影を野外で行うことを無意識に避けていました。
ですが、気づきました。
その時々、その年齢だからこその楽しみ方や表現方法は無限にあるのだと。
1歳の記念にと、ご予約をしてくれたOkada様
つかまり立ちが、やっと少しできるようになったとのタイミングでの撮影でした。
当然、一人では歩けません。
だからこそ、今だから残せる瞬間をたくさん私はこの撮影で感じました
公園を一人で歩けないからこそ、パパとママが抱っこしての撮影。
新しい世界との触れ合い。自然との触れ合い。
ゆっくりとゆっくりと、温かい時間が流れる初めてのお散歩記念日。
最初は、少し緊張気味だった、いっちゃん(^^)だけど、パパやママの「大丈夫だよ」という優しい眼差しと空気のおかげで、ソロ活動もたくさん撮影できました。
何気なく過ごしている日常の中に。
あっ、という間に過ぎてしまう「今」という瞬間の中に。
こんなにも、あなたは温かい眼差しに包まれていたんだよと。
自身に向けられた家族の眼差しに気づくことが出来るのは、「今」ではなくもう少し遠い未来。
こんなにも、自分は愛されていたんだと。
こんなにも、近くに大切な人がいるのだと。
大きくなったいっちゃんが、抱っこされている小さな自分の姿と、パパとママの優しい笑顔を見て、「何か」を感じてくれたら嬉しいな。と、本気で考えながら撮影しました。
それくらい、ゆっくりと、のんびりとした優しい時間。お散歩時間でした。
一緒に泥だらけになりながら、ワーワー♪叫びながらの撮影も野外撮影の醍醐味ですが。
ゆっくりと季節と時間と、自然と風を感じながらの撮影は、この時期ならではかもなあと新たな価値観を感じることが出来た撮影でした。
また、会いたいな(^^)ありがとうございました。
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